用語解説
ファイブコグ
ファイブコグとは
筑波大学精神医学と東京都健康長寿医療センター研究所 (東京都老人総合研究所)によって開発された、65歳以上を対象とした高齢者の認知機能を評価することができる、高齢者集団用認知検査です。
(認知症かどうかを診断する検査ではありません)
映像を見ながらの筆記試験により行われ、一度に複数(約100名まで)の検査が可能で、企業・団体での導入に適しています。
- 出典
- NPO 認知症予防サポートセンター - ファイブ・コグ 高齢者用集団認知検査
手先の運動機能と5つの脳機能の、計6分野の判定を行います。
分野別に結果が出るため、苦手分野を重点的にトレーニングといった柔軟な対応ができます。
- 運動
- 時間内にどれだけ印を記入できるか、手先の器用さを判定します
- 記憶
- 複数の事柄を関連付けて覚える、エピソード記憶について判定します
- 注意
- 文字と文字配置の整合性をチェックすると同時に連番を記入し、注意力を判定します
- 視空間認知
- 時計の図を書くことで、空間認識力を判定します
- 言語
- 特定ジャンルの物の名前をどれだけ思い起こせるか、言語機能を判定します
- 思考
- 複数の名称から共通する言葉を思い起こせるか、抽象的思考力を判定します
特長
- 性別や年齢、教育年数で調整された基準で認知レベルを診断できます
- 継続的にくり返し検査することにより、認知機能の時間的変化を確かめることができます
得点の例・評価基準
※年齢・教育年数を考慮し、実際の得点に加味されます。
検査 | 得点 |
---|---|
運動 | 52 |
記憶 | 47 |
注意 | 51 |
視空間認知 | 56 |
言語 | 54 |
思考 | 41 |
得点 | 評価 |
---|---|
35点未満 | 低い |
35~44点 | やや低い |
45~54点 | ふつう |
55~64点 | やや高い |
65点以上 | 高い |
弊社はライセンス取得済みです
NPO 認知症予防サポートセンターのファイブ・コグ実施用ビデオDVDを用いて実施します。